木工の準備

今年の夏には旅行をしたりして木工作業はお休みでしたが、
実は春から木材の手配をしたり、夏以降の木工作業に備えていました。

2017年の冬に道志川流域の山で伐採された約60年もののスギ間伐材が
春に里の土場へ降りてきて、夏過ぎに材木として使われるようになるまでを追いますと、、、

6月上旬に、サトウ草木・鳥屋の土場にて原木選び
軽トラで運べる長さ約2.00mで、径が太め(末口28cm以上)の杉材を12本選びました。
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6月中旬に青野原の尾崎製材所にて、これは末口(上部の細い方)から
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こちらは元口(根に近い太い方)から
20170617_003_元

尾崎さんと相談しながら、それぞれの木を木挽きする厚さを指定し、
この写真の帯ノコで木挽きしました。
20170617_005_帯ノコ
右側の台車に原木を載せ、高速で回転する帯ノコの脇を通りながら、丸太から板を
削ぎ落とす感じです。 

下は昨年の写真で、長さ4.00m材を挽いているところです。
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挽いた木材を軽トラに載せ、青野原~篠原を3往復し、釜戸ノ上の庭に積んだところ。
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小口に、指定した材厚が40,45,50と記されています。
幅広材は反りやすいので厚くして、1本の原木を6~7枚の板に挽きました。

庭に櫓を組んで、天日干し。 板の上下を逆にして、左右交互に隙間を取って干します。
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この段階までは水分量が多いのでかなり重く、、、良い運動になります。
梅雨の最中でしたが、木は水に濡れることで樹液が出やすくなり早く乾くそうです。
また、温度は高い方が乾きやすいく、梅雨前~梅雨明けが概ねベストシーズンで、
今年はちょうどそのタイミングに合いました。

なお、この木材の天日干しの風景は、ブータンでも見かけました。
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合理的な方法は、万国共通なのですね。

約2ヶ月った8月の末、水分量が20%程度になったことを確認し、乾燥して生ずる反りや
ねじれを修正するために、知人の作業場の自動カンナお借りして、全体の約1/3を
仕上げました。
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左がカンナをかける前、右はかけた後。沢山のかんなくずが出ます。

カンナがけを終えて、軽トラに積んだところ。
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釜戸ノ上に持ち帰り、用途が決まっている材を選ぶために並べているところ。
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一本の原木から、対称となる4枚を、左から木裏・木表・木表・木裏と並べているところ。
木目は概ね、2対となっています。

一般的な原木は長さ約4.00mに玉伐りしますが、根に近い方は変形していたり、
木目が真っ直ぐではないので市場価値が下がるため、長さ約2.00mに伐り、
半ば売れないと諦めているようです。 
筆者はむしろ変形していたり、木目が変化している材の方を好みますので、
軽トラで運べるサイズで好む原木が得られやすく、良い具合です。

一番左の板の下部のクローズアップ。
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根に近いところにキレイな杢(モク)が出ています。

カンナがけをしなかった2/3は、作業場の脇で日陰干しをしながら出番待ち。
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これらの材料は反りやねじれがありますが、それは味があると言う見方も出来ます。
これらを使って、いよいよ今シーズンの木工作業を行うこととなります。

この状態でサトウ草木の佐藤さんにお見せしたところ、皮付きのままだと虫がつくよ!
とのアドバイスをいただいたので、さっそく9月に皮を剥きました。
実際少し虫が入っていたので、(それはそれで良しとして)
来年は、天日干しの前に皮を剥いてみようと考えています。
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ブータンへの旅 _ 2 _ 食文化 など

2017年の7月から8月にかけて、ブータンとインドへのそれぞれ約1週間の旅に出ました。
旅の様子を、何となくジャンル分けして、数回に分けて紹介します。

<<2回目は、ブータンの食文化です。>>

まず、旅の始めに市場に行きました。
ティンプーのショブジー・バザール。直訳すると野菜市場です。
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市場を訪ねるとその地域の食文化が良く分かり、庶民の日常生活が垣間見え、
そもそも活気溢れる場所で楽しいので、旅先ではまず市場を訪ねます。
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ティンプーの中心部に近い川沿いにある施設で、毎日開いているわけではないのですが、
ちょうど訪ねた日が日曜日(開催日)でしたので、多くの人で賑わっていました。
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どうやら、八百屋さん、乾物屋さん、果物屋さん、お米屋さんなどの
分類でエリアが分かれていて、お肉は主に腸詰めなどの保存食でしたが、
別棟に隔離されていました。お魚屋さんは見あたりませんでした。
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ショブジー・バザールの近くで、川を渡る橋の風景
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首都ティンプーでは、民族衣装(女性:キラ、男性:ゴ)以外の服を着ている姿を
よく見かけます。・・・主に若者ですが。

***

ティンプーからプナカに行く途中の集落にあった「市」。
おそらくこちらも定期的に開かれるのかと思われます。
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唐辛子はどこにいっても人気者!
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街道沿いには、このようなまとまった「市」の他に、その地域の産物を
道ばたで売る「売店」のようなお店もよく見かけました。
特にティンプーとプナカの間の高地では、リンゴ畑が多く、リンゴの売店も
よく見かけました。産直ですね!

***

続いて食事です。

私たちは、朝はそれぞれのホテルで用意されるややブータン風の西欧風朝食と、
昼食は観光の途中の食堂、夕食はホテルだったり、街の食堂だったり、、、
どれも美味しくいただきました。

これは、最初の晩にホテルの食堂で食べた夕食。
ブータン在住の知人夫妻と4人でいただいている途中(旬のマツタケもありました)。
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ティンプーからプナカへ移動する途中の村の食堂(テラス席)。
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やや素朴な野菜炒めが中心です。

これは、中日にティンプーのホテルで食べた夕食。
これで2人分です。ちょっと残ってしまいましたが、とても美味しかったです。
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これはティンプーの街中の食堂で食べたもの。
野菜の炒め物が数種類と、珍しく鶏肉もありました。
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こちらは、ティンプー市内で人気のチベット料理屋で食べた「モモ」などのチベット料理。
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パロのタクツァン僧院へ登る途中のカフェテリア。
行きはお茶とビスケット、帰りは昼食(ブータン料理のビュッフェ形式)で利用しました。
昼食のダル(豆スープ)は疲れた体にしみ込むように美味で、3杯お代わりしました。
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最後のパロのホテルでの朝食。
南アジアでは、朝のオムレツは定番です。イギリス人が持ち込んだ習慣か?
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オマケに機内食。
行きのデリー→パロは何故かビジネスクラスだったので、やや豪華なインド料理でした。
これはベジ。主菜は豆カレーとターメリックライスです。
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こちらはノンベジ。 お肉は鳥でした。アルミホイルの中にはチャパティーが入っています。
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ビジネスクラスのフォーク・ナイフは、プラスチックでは無いのですね。

帰りのパロ→デリーはエコノミーでしたが、結構美味しいベジ(豆カレー)でした。
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***

続いてホテル
こちらは、ティンプーで3泊したペリン ホテル 
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街の中心地に近く、早朝散歩や黄昏時の裏通りの散策などに便利な基地となりました。

こちらは、最後の夜パロの空港近くにあるカンクー リゾート
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バルコニーからの眺めが最高で、夕暮れ・夜景や早朝など、
郊外のリゾートホテルらしく、ゆったりとした空間がくつろげました。
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全体的にブータン料理の印象は、さほどインドの影響を受けず、ご飯と野菜炒めを中心とした
穏やかなものでした。野菜は日本で馴染みのモノがほとんどでしたが、野性味のある姿や
噛みごたえと味が特長で、野菜好きの人には合うでしょう。

ブータン料理は「辛い」と良く言われますが、有名な「エマダチ」も何度か食べたものの
美味しく楽しめる範囲の辛さで、数十年前に食べたスリランカのカレーに比べれば
まだ穏やかな辛さだと感じました。

Tag:ブータン旅行  comment:0 

ブータンへの旅 _ 1 _ 交通、自然の風景 など

2017年の7月から8月にかけて、ブータンとインドへのそれぞれ約1週間の旅に出ました。
旅の様子を、何となくジャンル分けして、数回に分けて紹介します。

まず最初は、ブータンの交通や自然の風景などです。

ブータンへは空路で入るのが一般的です。
私たちは、インドのデリー経由で行きました。
デリーからブータンの国際空港があるパロへは、ヒマラヤの南側を通りますので、
上手くすると見えるかな? と思って左側の窓際の席を確保したところ、、、
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見えました!
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ヒマラヤです!!
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雨季なので、山の上部だけがのぞいていて、何がどの山なのか良く分かりませんが、、、
アンナプルナ、マナスルなどが眺められたかもしれない と納得しています。

この写真は帰りの飛行機からで、今度は右側の窓からの眺めです。
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行く時に確認できなかった山なのですが、もしかするとエベレストか?

デリーから2時間ほどで飛行機が高度を下げ始め、山間の集落などが見えてきました。
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パロの国際空港は、世界で一番着陸が難しい空港! などと言われているそうで、
南側から川に沿って谷を蛇行しながら高度を下げて行きます。
下の写真の右隅に、これから着陸する滑走路が見えてきました。
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ややスリリングな飛行を終え、飛行機が停車すると、タラップ車がおもむろに
近づいてきます。 タラップで飛行場に降りるのです。 ・・・旅情を盛り上げます。
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タラップを降りて空港ビルを眺めると、国王夫妻と昨年生まれた王子様が、笑顔で
迎えてくれます。
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これは、帰路に撮った、飛行機の姿です。
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南の国では飛行場は軍事機密でもあるので、写真撮影禁止の所が多いのですが、
ブータンはおおらかです。

***

さて、国内は、パロ(空港)→ティンプー(首都)→プナカ(古都)を、日本語ガイドさんと
運転手さんが同行して専用車で廻りました。
道中の標高は1500m~3000m程度で、道路は川沿いが多いので、周囲には棚田が
多く見られました。
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自然の地形に逆らわなず、等高線のようなやや不整形の畝が続きます。
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ちょうど田植えが終わった頃で、美しいですね。
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このあたりでは、川に近い(水が豊かな)ところに棚田があり、その上に集落が、さらに
その上が山になるような構成でした。
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ブータンの青空。
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***

これは、プナカ郊外のチョルテン(仏塔)を訪ねた際に通った、棚田の畦道。
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ここは岩が多いところです。
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ティンプー郊外のタンゴ寺院を訪ねた際の道沿いの川。
雨季なので、勢いよく流れています。
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タンゴ寺院へ至る山道。
寺院は山の高嶺にある事が多いので、そこを訪ねるには、「歩いて・歩いて」行きます。
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裾野の方では、広葉樹と針葉樹の混交林です。

タンゴ寺院に近づき、標高が高くなった山道から眺めた隣の尾根。
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高地は針葉樹が主な植生となります。

パロ周辺で、3000mを超えるあたりの植生。
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針葉樹が中心ですが、寄生植物が多く見られます。
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やや幻想的な景色です。

Tag:ブータン旅行  comment:0 

新緑の風景

春の後半、新緑の頃となる6月は、様々ないきもの達が生まれ・育ち・花開き・旅立つ
美しく・力がみなぎる季節です。

釜戸ノ上の道路沿いのささやかな庭に、表情が出てきました。
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昨年植えた砥草が根付き、2世代目が育ちつつあります。
実は、お隣の○△ギャラリーの庭にも砥草があり、何となく繋がっています。
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玄関上のツバメの巣では、雛たちがスクスクと育っています。
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小さな卵からかえって3週間ぐらいで成鳥となり巣立って行くのですが、、、
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数羽の雛に餌を運び続ける親鳥のお仕事は大変だなぁ~ と感心したり、
人間と比べた時の成長の早さに驚いたり、
ツバメはいろいろなことを教えてくれます。

今年は、材木置き場にカワラヒワが営巣したり、真っ赤に燃える「アカショウビン」が
飛来したりと、野鳥を愛でる機会が多い、良い春でした。

***

スギ板の天日干しスタート

この冬に伐採し、山で葉枯らしをして、春に里の土場に降ろしてきたスギの丸太を
今シーズンに使うため、製材して天日干しすることにしました。

その日の午前中に木挽きしたスギ12本を、軽トラで峠向こうの製材所まで
3往復して運び、ひとまず庭に仮置きしたところ。
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木材は上の方(細い方)を末口と呼びますが、今回は末口28センチ以上です。
この写真は下の方(太い方:元口)を見ています。チョークの数字は板の厚さです。
細めの材は40mm、太めは50mm、中間は45mmで挽きました。

仮置き下場所の奥に天気干し用の櫓を組み、、、
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一枚ずつ交互に風が通るように(良く乾く)して櫓に立てかけ、完成です。
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立てかける向きは、上下逆さにする方が乾燥しやすいそうです。
したがって、上の方が幅広になっています。

横から見るとこんな感じで、隙間が空いています。
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この状態で2~3ヶ月過ごして、8頃には概ね乾燥が済むことでしょう。

梅雨になるので天日干しの場合は雨に濡れるのですが、、、
実は木材を乾燥させる際には(この段階では)雨に濡れることは◎なのです。
ちょっと不思議でしょ?!  

Tag:篠原・環境  comment:0 

藤野ぐるっと陶器市2017

好天に恵まれた5月20日(土)、21日(日)に藤野ぐるっと陶器市が開催され、
釜戸ノ上が初参加しました。

今年で18回となるこの陶器市ですが、10数年前から毎年通い始め、
さまざまな個性の作家さんたちやそこに集まる人たちとの出会いがあり、
その縁の延長線上で篠原に住みようになり、出店者として参加することに
なれるとは、、、なんとも幸せなことです。

当日の様子をご紹介します。 
道路から見た母家(オモヤ)のコーナーあたり。
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陶器は敬愛する友人であり、自分達が長年使ってますます愛着を持っている
陶芸家の西村真由美さんの作で、【手にとり「何に使おうかな?」と楽しんでいただく器】
たちを母家軒下の濡れ縁と、篠原川沿いにある納屋とその周辺に展示しました。
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納屋脇のウッドデッキには、開放的な台の上に作品を並べました。
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納屋の大扉二枚を引き分けて、外から見るとこんな感じ。
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壁面や間仕切りにあしらった障子や葦簀戸は、知人のNさんが茶室を解体される際に頂いた
とても良いものです。
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展示台の足は、作者のご主人作のスピーカーユニットで、川のせせらぎとシンクロするような
落ち着いた音楽を終日流してくれました。

川沿いには蔀戸があり、新緑を借景に陶器がおかれました。
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ややピンぼけですが、それはそれ、
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おかげさまで、多くの方々にお越しいただき、1日目で半分以上の陶器を
販売することが出来ました。

***

2日目の朝、新たなレイアウトで商品を展示する作者とご主人。
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今回の出店の主役は西村さんの陶芸作品ですが、脇役として筆者の木工試作品も並べ、
椅子は自由にお座りいただき、ご意見・ご感想をいただきましたので、今後の改良や
新作をつくる際の良い参考になります。
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いくつかの安定感のある椅子と、多数のそうとは限らない椅子達への反応は様々で、
意図を説明し、使い慣れて行くと、不安定な椅子やテーブルの面白味を好む人が
意外に多いんだ! と大発見しました。

今後は、やや不安定ではあるものの使う人と一緒に動く魅力や、使う人と支え合う
ことで安定する椅子やテーブルなどにチャレンジしようかと目論んでいます。

当日配布したチラシをご紹介します。
(ほとんどこのブログにてご紹介済みの事ですが、、、)
chirashi_01b.jpg chirashi_02b.jpg

chirashi_03b.jpg chirashi_04b.jpg
<・・・作者名は伏せました>


Tag:陶器市  comment:0 

プロフィール

ただいま 工事中です♪

Author:ただいま 工事中です♪
縁あって、釜戸の上に移り住むことになった私たち
ゆっくりと時間をかけて、この環境と家の味を噛みしめながら、徐々にその良さを引き出していく予定です。

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